2016.4.12

仕事がデキる人ほど要注意!「マルチタスク」が脳にもたらす影響

仕事がデキる人ほど要注意!「マルチタスク」が脳にもたらす影響

仕事ができる有能な人の特徴の一つに、複数の作業を並行して同時にこなすことができる(マルチタスク)という点が挙げられます。頭の中で複数の情報を整理して効率よく仕事を進めているようで、これができている人は「仕事がデキる人」に多い印象があります。

 

しかし、このマルチタスクという行為は、実は脳にダメージを与えるのではないかという研究結果が出ているのです。

 

加えて、実は効率が良いように見えて効率が悪くなっているという主張もなされています。

マルチタスクとは一体なんなのか、そしてシングルタスク(一つの仕事に集中して取り組むこと)に切り替えることで得られるのはどんなメリットなのか、ともに見ていきましょう。

人間の脳はマルチタスク向きではない?

人間の脳はマルチタスク向きではない?

実は人間の脳はマルチタスクに適していないのだそうです。

 

コンピュータとは違い、人間は同時に行う作業の数が増えると、その分だけ情報処理能力は著しく低下します。

複数の作業を同時に行おうとすると、そのパフォーマンスは80~95%低下する傾向があるという研究結果も出ているのです。

 

身近な例としては、車を運転しながら携帯電話で話をするという行為を思い浮かべるとよいでしょう。

本人は集中しているつもりでも、意識は耳に集中してしまい前方への注意力が落ちてしまうという危険性が指摘されています。

 

また、普段からマルチタスク傾向の強い人は、ひとつの作業に集中する人と比べ、複数の情報の取捨選択が苦手なうえ、タスクの切り替えもうまくないことがわかっているそうです。

脳へのダメージも?!

脳へのダメージも?!

マルチタスクをしていると、常に脳がストレスを抱えるようになります。

ストレスを感じるとコルチゾールという物質が分泌され、アドレナリンも出ます。

そうなるとストレスの元と戦うために、脳が仕事によるストレスを優先的に対処するよう変更してしまうのです。

 

その結果、免疫の低下等に繋がるという説があります。

例えば、仕事をしながら、SNSを開いて全然関係ない投稿を見ていたりすると、これと同様の状態が生じてしまいます。

 

強いストレスとはまではいかなくとも、多かれ少なかれ頭の中がどっちつかずでぼんやりしたり、考えがまとまらなくなります。

結果としてミスを誘発するし、効率よくやっているようで実は作業スピードも低下するのです。

シングルタスクの効用

シングルタスクの効用

そうはいっても実際にマルチタスクでバリバリ仕事をしている人も確かにいます。

しかしそういう人は、実は複数の作業を頭の中で整理し、論理的に作業順序を決めてから、1つの作業に対して高い集中力で仕事を進めているのです。

 

つまり、そういった人は複数の作業をマルチタスクしているわけではなく、一つの作業に集中して取り組み、その後素早く頭を切り換えて次の作業に取りかかるという能力に長けているだけなのです。

 

考えてみれば当たり前のことでもあります。静かな部屋で集中して勉強をするのと、テレビを見ながら勉強することを比べてみればその集中の度合いの違いは明白です。

目の前にある作業には100%集中すれば、結果として仕事も早く終わりますし、よいアイデアも生まれてくるものです。

 

精神的にも、一つのことに集中した方が、あれこれと悩みが頭を巡って不安になることもないので良いですね。

 

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まとめ

マルチタスクの弊害、シングルタスクの効用についてどのように思われましたか?

 

基本的なことですが、まずはその日にやることをTODOリストに整理するなど、一日の動きをイメージしてから、一つ一つをつぶしていくという地道な方法が結果として自分を助けることになるのです。

 

knowledge読者にとって4月は、新入社員や異動してきた後輩に仕事の進め方を指導することも多くなる時期だと思います。

仕事の進め方で悩んでいる後輩がいたら、シングルタスクを意識してアドバイスをすることで、解決する悩みもあるかもしれません。

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