2015.10.9

ポール・スミス公認!オシャレ集団「サプール」が命がけでカッコつける理由とは?

ポール・スミス公認!オシャレ集団「サプール」が命がけでカッコつける理由とは?

サプールという集団をご存知だろうか?

高級ブランドのド派手なスーツに身を包むファッションスタイルで街を闊歩する男たちのことだ。

しかし、サプールはただの金持ちなオシャレ集団というワケではない。

なんと彼らは一日平均100円で生活する貧しい人々なのだ。

今、ファッションに命をかける男たちに世界が注目している。

サプールとは?

サプールとは?

 

サップ(SAPE)は、コンゴ共和国およびコンゴ民主共和国においてみられるファッションの一種である。サップを楽しむ人をサプールという。

高級ブランドスーツに身を包み、帽子葉巻パイプステッキなどの小道具とともに街を練り歩く。1950年代から1960年代パリ紳士をモデルにしているようだ。

 

ポール・スミスが注目したオシャレ紳士たち

ポール・スミスが注目したオシャレ紳士たち

その影響力はハンパない!

英国ファッション界の重鎮ポール・スミスが「サプール」のファッションを2010年春夏コレクションのモチーフにするほどなのだ。

 

 

なぜコンゴでサップが生まれたのか

 

1年中30度を超えるアフリカ、コンゴ。

一日100円程度で生活する人が3割に及び、毎月多くの人が栄養失調などが原因で亡くなっている貧しい国。

1880年から1960年までコンゴ共和国はフランスの植民地だった。

サップの起源はここにあり、フランス人のエレガントな装いに憧れたコンゴの人々が始めたといわれている。

 

ちなみに、サップとは、

「Société des ambianceurs et des personnes élégantes」

フランス語で「お洒落な優雅な紳士たち」の頭文字をとったものだ。

そのお金はどこから?

そのお金はどこから?

 

ただ気になるのは、決して裕福ではない彼らがどこからお金を出しているのか。

なんと、サプールは貧しい暮らしを送りながら、給料の5ヶ月分ほどもする服を買うのだ。稼いだお金の40%を洋服につぎ込む男たちの「エレガントに生きる」という生き様はカッコいい。

しかし、彼らの奥さんがなんと言っているかはもっと気になるところだ・・。

 

なぜオシャレをするのか?

なぜオシャレをするのか?

 

彼らにとって、人々の眼差しを一身に集めることだけが目的。

そうしている間は、辛い毎日を忘れることができると言う。

 

また、彼らは外見に気を配ること以上に、本物の紳士が持つ礼儀や優しさ、教養を会得しなくてはいけない、という考え方をもっている。

そのため、地元住民からはまるでセレブのような扱いを受けると同時に、とても愛されているのだ。最高にオシャレをして、ステップを踏みながら歩く。彼らに憧れて、いつかは僕もサプールになるんだと夢見る少年達が多いという。サプールはみんなのヒーローなのだ。

 

写真集も好評

写真集も好評

「サプール」写真集の日本語版が刊行した。

イタリア人写真家ダニエーレ・タマーニによるインタビューとスナップ写真でまとめているこの写真集。彼らのセンスに衝撃を受けること間違いなし。

ファッションの参考にするもよし、彼らの生き様を感じるもよし。

兎にも角にも、彼らを知らずして今のファッションは語れない。

 

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