国立音楽院は“精神の完全自由”というテーマを大事にしています。
一人ひとりの個性や感性を尊重して、能力を伸ばせる場でありたい。“自ら好んでことをなし、なされた結果をよろこぶ者は幸いだ”というゲーテの名言のように、それを体現できる環境にしたいと考えています。
自分にとって好きで、楽しくやりたいことを学んで、それが自分のものになって、自信を育んで社会で活かせる人生を歩めるよう我々がサポートします。現実的な話では、音楽を“趣味”のままで終わらせないよう本学院はビジネスの意識もしっかり持っています。
ミュージシャンを目指すのも夢がありますが、“雲を掴む”ような話になりがちです。そのため調律や楽器のリペアなど現実的に食べていけるスキルも学べるような授業を用意しています。
国立音楽院では、生徒一人ひとりとの関わりを大切にしています。
特に、引きこもりや不登校の経験がある生徒が入学し、文字通り「生まれ変わった」と感じるほどの変化を遂げることがあります。
その過程で、早く馴染める生徒もいれば、時間がかかる生徒もいますが、どの生徒にも自分探しのきっかけを提供できていると感じています。
私たちは、個々の問題を一度に解決することは難しいと認識していますが、生徒と向き合い、話し合い、コミュニケーションを大切にすることで、少しずつ前進しています。
また、週に一度来ていただくカウンセラーだけでは限界があると考え、職員全員でできる限りのサポートを行っています。その中で、「これはOK、これはNG」といった判断をしながら、日々の対応を進めています。
さらに、教師と生徒の関係もフラットに保つよう努めています。先生方も生徒から学ぶことが多く、創立者の「自分以外すべて師匠であり学びである」という考え方を実践しています。このような関係性が、より良い教育環境を作り出していると信じています。
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