生もと造りは、通常の酒よりも時間と手間がかかり、櫂棒(かいぼう)で一擦り一擦り….
寒い蔵の中で、杜氏の『よし!』の言葉がかかるまで同じ作業を繰り返します。
その年によって米の硬さも、溶け方も違うので、長年の経験と勘で作業を進めます。
今年は溶けやすいそうです。
何故このように手間と時間をかけてすり潰すのか…それは質の悪い野生酵母増殖を防ぐために、もとすりを行うことで微生物の遷移(安定した極相へと変化していくこと)を促して、優良酵母のみを育て上げるためです。
生もと造りとは「自然の力を活用した、昔ながらの日本酒の造り方」です。
昔ながらの造り方というのは、明治時代中盤まで主流だった日本酒の造り方を意味します。日本酒が一般人にも広がった400年も前の、江戸時代に主流だった方法です』
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